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学生の皆さんへ

ハイパーカミオカンデは、完成すれば世界最大のニュートリノ・核子崩壊実験装置となります。

ニュートリノはなんでも通り抜けてしまう幽霊のような素粒子で、実験で調べるためには装置の大きさがその実験性能を決める大きな要因になります。核子崩壊を探す場合においても、現在世界最高感度を持つスーパーカミオカンデの20倍という大きさを持つ事により、核子崩壊を発見する可能性が高まります。新しい実験事実を発見することにより、素粒子理論の新しい枠組みを作り出すこともできるかもしれません。現在ハイパーカミオカンデグループは、2018年の建設開始を目標に、準備研究を進めています。

グループ内での検出器開発や物理感度研究には多くの国内外の大学院生が参加しています。 国内では東京大学、宇宙線研究所、京都大学、東工大、岡山大等多くの大学の大学院生がプロジェクトの推進力となって活躍しています。新しい実験を立ち上げるステージでもあり、学生にとっては実験技術全般を学びながら習得していく絶好の機会となります。

ハイパーカミオカンデ実験の実現という同じ夢を持ち、意欲を持った学生の参加を歓迎しています。

大学院進学に関しての詳細は、各大学の参加研究室またはhk-publicatkm.icrr.u-tokyo.ac.jpまでお問い合わせください。

先輩からのメッセージ

京都大学 中家研 博士課程3年 廣田 誠子

写真現在神岡では、ご存知のスーパーカミオカンデの次世代計画としてハイパーカミオカンデ計画が進んでいます。今は計画を実現するために、そこで使用する様々な機器の設計、開発が行われていて、私もハイパーカミオカンデに使用するための光センサ開発に関わっていました。

毎日のように坑内に入り、測定をして結果を解析する生活は忙しいながらも充実しています。坑内に入れる時間が決まっているので、生活のリズムもできて、 ついつい夜型になりがちな私は坑内で測定しているときが一番規則正しく生活しているかもしれません。

自分のしていることが、将来ハイパーカミオカンデという形で実って、物理の結果を出すことに貢献するかもしれない、と思うとドキドキワクワクしています。

神岡は私を含めて、他大学からたくさんの学生が来ていて、皆で晩ご飯を食べにいったり(焼き肉や鍋をすることも多々)、時には遊びに行ったりと研究以外の時間も楽しく過ごしています。
学生だけでなく、先生方も含め、皆さん親切で良くして下さっていることも、神岡が居心地の良い場所である理由の1つです。

生活面では交通の便が悪いのが玉に傷ですが、それがあっても、ここで過ごせてよかったと思っています。

東京大学 相原・横山研 博士課程1年 須田 祐介

写真陽子崩壊を発見し,大統一理論を検証することは人類の夢のひとつです。

私はこの壮大な夢を叶えるためハイパーカミオカンデ計画の実現が必須であると考え,期待される陽子崩壊探索感度の研究や,崩壊時に発生する光を精度良く検出するための新型光センサの開発を神岡で行っています。

研究開発の過程では多くの問題に直面することになりますが,神岡には経験豊富なスタッフが身近にたくさんいて,様々なことを一つずつ学びながら研究を進めていける環境が整っています。
都市部から遠く離れ,山々に囲まれ,野生のカモシカやサルがたまに出てくるような場所ですので,そこで生活することに抵抗があるかもしれません。
ですが,研究したい!という気持ちがあれば何も心配はありません,住めば都となること間違いないでしょう。

もちろん研究に疲れたときは,富山湾のとれたての海の幸を堪能したり,研究所の近くのグラウンドでサッカーをしたりしてリフレッシュすることもできます。

ぜひ,神岡にきてハイパーカミオカンデ計画を一緒に実現しましょう!

京都大学 中家研 修士課程2年 江 淼 (Jiang Miao)

写真大学院入学の頃から、「ニュートリノに関するものをやってみたい」と、思っていましたので、ニュートリノグループに参加しました。最初にやった仕事は光検出器の性能評価なのですが、ざっと見ると難しくないようですが、経験値が足りなかったので、いろいろなことがありました。とても大変でしたが、テストベンチの設計からデータを分析して結果を出すことを通じて多くのことを学びました。親切な先輩たちから多くのヒントと助言をもらったことは、すごく楽しかったです。

また、私は留学生として日本に来てから一年しか経っていないので、日本語が上手ではありません。でも、わからない事を先輩たちに聞いたとき、何回でも、どんな細かいことでも、優しく教えてもらいました。堪能ではないですが、今私でも日本語で発表できます。

仕事以外の時に、私にも冗談にいうので、みんなと離れていることを感じません。また、前回、誕生日の時、神岡で指導してくださった西村先生と廣田さんにバースデーケーキを作っていただきまして、実験室の皆さんと一緒に誕生日お祝いされてとっても嬉しかったです。

神岡の皆さんと出会って一緒に研究を行って本当に良かったと思います。