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光センサー取り付けフレームの実物大模型が設置されました

ハイパーカミオカンデの光センサー取り付けフレームの一部を模した実物大モックアップが東京大学宇宙線研究所(千葉県柏市)に設置されました。

モックアップは高さ約3m, 幅約3m, 厚さ約0.6mの大きさで、横に3列、縦に4列の光センサーが取り付けられるようになっており、これを用いてハイパーカミオカンデの建設に関わる様々な試験が行われています。

ハイパーカミオカンデでは、用いる光センサーの構造や連鎖爆縮防止用カバーのデザイン、センサーの取り付け方法など、実際の建設に向けて検討しなければならない事項が残っています。また、取り付けられるセンサーの数は40,000本と膨大であり、迅速な建設によって測定開始を早めるためにもこれら多数のセンサーを効率よく、かつ精度よく取り付ける方法を見つけなければなりません。

このような課題を解決するため、実際に用いるものと同じ構造と重量の光センサーを実物大モックアップに取り付け、取り付けの精度や固定の安定性、作業効率などを確認しています。また、フレームの外側と内側を分けるブラックシートの取り付け方法やシートの構造も検討事項の1つであり、ブラックシートのプロトタイプを取り付けてその遮光性や安定性を測定する調査も今後行われる予定です。

現状では日本製の光センサーとカバーを用いた取り付け試験が可能であり、いくつかの取り付け方法での調査が行われました。 今後、他国製の光センサーやカバーについても取り付け方法を検討し、試験を行っていく予定です。

光センサー取り付けフレームの実物大模型
フレームに光センサーと連鎖爆縮防止用のカバーを取り付けたところ